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ホットケーキさん
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プラネタリウムを見た後に現れたドア。あのドアの向こうが最終地点に違いない……。さあ、行こうと思ったら、なんとクーちゃんがビビリ出しました。なににって? 謎の声にです。


いいのかな…こっから先って…行っちゃっても…
……人の気配はないのに、声だけするし…



人の気配がないのに声だけがする。現代人でも時と場所によってはめっさ怖いですよね。遠く離れた場所への通信手段が伝書鳩とか光のモールス信号ぐらいしかないアズラでは、これは完璧にホラーな出来事です。普通の人よりも神秘的な体験をする確率が高い(と思われる)巫女さんですらビビってしまうぐらいホラーな出来事。背後の人はまーったく動じませんでしたが、ハンプティもすっかり怖気づいていました。おまけに……


……そういえば…今のって何語…?
全然意識して聞いてなかったけど…
…え……何語だったんだろ…


ダイレクトボイスってヤツですな。意識に直接語りかけてくるんで通訳不要……なんてことクーちゃん&ハンプティが考えるはずありません。二人ともガクブルしてます。このまんまじゃ、ここで回れ右、です。さあ、困ったぞ。なんとかしてハンプティだけでも前に進ませないと、ほんま、この一ヶ月の行動がすべてがムダになってしまいます。

チャットでその旨相談したところ、皇帝さんからいいアイデアを頂きました。「伝音管」があることにしちゃえ。船にはついているだろうから、ハンプティたちも納得するんじゃね? よし、頂き♪


「あ~、ほら、気配がないのに声ってのはさ、伝音管じゃないかな? 船にあるみたいなのがこの施設にも取りつけられているんだよ。もの凄く広いからね、ここは」


ハンプティに自分を自分で説得しているかのような……いや、じっさい自分を納得させながらセリフを言わせてみました。クーちゃんが納得せず、帰りたがったらすぐに地上に戻るつもりにして。果たしてクーちゃんの返事は……


(---ぐっと奥歯を噛み締めてからハンプティの手を握って---)

あたしお祓いとかできないからね
お化け出てきたら逃げようね


かわえええっ!
守ってやりてぇ~!
皇帝さん、ありがとぉぉぉん。

クーちゃんの手を強く握りしめて頷くと、手を繋いだまま二人してドアへ向かいました。空いた手でノックしながら一声かけて入室の許可がでるを待ち……続けたんですが返事なし。「ええい、ままよ」、とドアをひらくとそこには!!!

一本の廊下が斜め下へ伸びていました。その遥か先には階段が……orz


次こそ最下層だ!(えー)。

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下へ下へ──

横の広がりを調べているとキりがないので、どんどん下へ降りることにしました。まず地下の深さを突き止めようという作戦です。最下層にたどりついたら一度地上に戻り、カンダカさんの協力を得て、食料と水を確保。体力を回復したから地下を再調査するつもりです。

道中、地下の風景はありふれた無機質の壁から変化し、水面のような模様が浮かび上がりだしました。その模様は固定されておらず、足音1つでさまざまに変化します。薄暗いけど決して真っ暗ではなく、それというのも変化を続ける紋様そのものが光を帯びているから。妙に現実感を欠いた空間で、ハンプティたちはだんだん気持ち悪くなっていったんじゃないかと思います。やがて階段がつき、真っ暗なフロアに行き当たりました。

やった、最下層に到着した。

しかし、真っ暗です。自分の手の指すら見えません。どうしたものか……すぐ後ろに扉はあるはずなので戻ろうとしたそのとき──


空岩が感動で息を呑む
半球形の天井一面に映し出されたのは、星空だ
これほど美しい星空を拝める場所もそうないだろうと思えるほどの
星海
先住民はこれをそう呼び、シエル人は大銀河の暗黒と呼ぶ
後者から受ける暗いイメージが一瞬で払拭されるほどの美しい空
暗黒に映し出されたそれらは確実に明滅しており、見る者の魂さえも吸い取るかのようだ



鳥肌がたつほどの感動ものでした。まさかアムリットの地中深くでプラネタリウムが見られるとは! それもただのプラネタリウムではありません。星々が落ちてきたのです。ハンプティたちはあっという間に星の海に浸かっていました。手を伸ばせば触れられるかのようです。まるで宇宙服なしで宇宙遊泳しているかのよう……って、ハンプティたちはけっしてこんな例えができないでしょうけどねw

しかし、ちーとばかり疑問が……。

どー見てもその天体図はアズラのものではないのです。ハンプティはもちろん、測量士であり占星術士でもあるクーちゃんも見たことがない星の配置。感動しつつも不安に囚われる二人。そこへ突然──


― 雄飛以来 ヒトはみな銀河を忘れることができないようになっている


鈴の鳴るような、軽やかな少年の声色が響きました。
あたりにはもちろん人の姿はありません。それどころか気配すらなし。


― 再び銀河を得るために 再び翼を得るために ヒトはみな、飛ぼうとする


誰ですか、と問いかけても返事はありません。声の主はハンプティたちを無視して独白を続けます。と、突然、天体ショーが終わり、部屋の中が淡い光で照らされました。半円状の天井の下にもう一つ扉があるのが見えます。どうやらあそこが突き当たり、声の主がいるらしい……。ここでふと、邪悪な背後の人は考えました。いまの、入場料とって見せもんにしたらめっさ儲かるんじゃね?(えー)。

さて、と。次はクーちゃんとの会話です。
クーちゃんの勘で選んだ長い長い階段を下りて地下2階にやってまいりました。そこは機械じかけのオベリスクでできた森。地下一階とうって変わって部屋全体が薄暗くて様子がつかめません。相変わらず人の気配もなく……とりあえず目の前に立つあやしげなオブジェと部屋の調査を行うことにしました。

部屋の大きさはだいたい地下1階と同じぐらい。部屋の形も基本的には同じのようです。つまり星型。だだ、かなり天井が高くて薄暗く、謎の機械がたくさん立ち並んでいます。その数97基。何か意味があるんでしょうか、この数字に。

さらに調べた結果、どうも5つの階段とスロープそれぞれ違うフロアにでるみたいです。と、いうのも上り階段は一つしかなく、下り階段も一つしかなかったから。らせん状になった下り階段しかなかったのですよ。ほかの階段やスロープを下りていたら、まったく違う部屋に出ていたんでしょうか? ためしにちょこっとだけ下りてみると、この階段、途中にいくつも横道があります。フロアではなく横道ね。横道の先には……どんなけ広いねん、ここ!! とりあえずB2に戻ろう。

んで、機械を調べてみました。鉄ではない未知の素材で作られており、表面には溝が彫られています。その溝を一定間隔で赤い光が伝って流れていて……ん~、どうやら動いているみたい。押したり、引いたり、叩いたり、といろいろしてみたんですがどれも反応がありませんでした。あとなんか動作音がしていて、上の階で聞いた水音はここでは聞こえません。はふ~。

……こんな感じでダンジョンうろうろ。
空振りばかりなので説明するのも面倒くさい、てなことで次回は間をすっ飛ばして最下層の様子をお伝えいたします(えー)。

広くてもせいぜい体育館程度、と思っていたらとんでもない広さと深さの地下室でした。完全なダンジョン状態です。「3日待つ」なんて大げさな、とカンダカさんの言葉を笑っておりましたがね、3日で隅々まで調べきれるかどうか……。おのれ、さては地下の広さを知ってたなカンダカめ(笑)。

地下一階部分は星型になっているようです。星の各頂点にスロープが、また(?)の部分に階段が配置されています。スロープの数5、階段の数が5。スロープのうち一つは急勾配で降りると上がってくることができなさそうです。5つ階段のうち一つはハンプティたちが降りてきたものですから、下り階段は4つですね。

中は空調がきいていてとても快適。廊下には塵一つ落ちていません。ほんのりと明るく、時々水が流れるような音がする以外は自分たちの足音さえしませんでした。とくに部屋があるわけでもなく、変わったものがあるわけでもなく……。なんなのここは? どーして家の下にこんなのがあるの?

二人とも疲れも喉の渇きもなかったのでもう一つ下に降りてみることにしました。自分で選ぶと間違いなく“急勾配のスロープ”を滑り落ちることになるのでクーちゃんの意見を聞いてみることに。


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(---首を捻りつつ---)

とりあえず勘に従うのがあたしのやり方だよん
ぐるっともう一度見て、勘で決めるス
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勘ですか、空岩先生!(笑)。


意外と長くなったので分割して後日アップすることにしますw
大した内容じゃないんですが、こうしないとまた1ヶ月ぐらい更新が止まってしまいそうですし(笑)。


結果が着てから更新……って思っていたけど、なかなか来ないから先に書いちゃいまふ。
といってもとりたてて書くことがありません。会話の途中でクーちゃんが勝手に強引に地下に降りちゃったことぐらいですかね。ええ、危ないんで留守番してって説得中のことでした。


(---さっさと階段に足をかけつつ---)

そゆこと言うなら最初っからこんな処に潜らないでくんないかな
お目付け役的に、ハンプ君に死なれると困るし
喜十郎恐いし
とか言いつつ興味もあるし



ゴーイングマイウェイなお嬢さんです、はい。

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