忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
pbem用ブログ
ホットケーキさん
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

(---瞳に怜悧な光を浮かべたまま---)
「…星々の記憶、大銀河の暗黒、真理の光。人の手に余る知識と、過去の悲劇を繰り返す遺物」



あれ? あんた、誰ってか、エルフェイユさん!?
いえいえ、会話の主はしっかり草薙でした。いきなり何いいだすねん。シエルの学者先生に憑依されたかと思ったじゃないか! お口ぽかーんのぶたさんを尻目に草薙は続けます。


「正しき知識は須らく、正しき管理者のもとへ導かれるべき。…真理の光から最も遠い類の男が手にして良いものではない」


あ、そう。やっぱ、そういうことなのねん。アンソン強制収容所の炭鉱奥深くに眠っているのは『シエルの化学兵器』のようです。てか、確定。草薙たちはそれを奪還しに来たのでした。もともとはニジンスク教会(のごく一部)がこの辺りの土地を封印し、ひそかに守っていたようです。それが……ニジンスクの地元教会は全滅、禁忌の地の封印を守る聖職者はもういません。

ぶたさんは悩みます。「シエルの超兵器はすべて廃棄」がぶたさんの信条だから。でもね、ここで草薙たちと戦って、なおかつその後でズの直衛部隊と戦って遺物を回収なんて無理。はっきりいって無理。それに、炭鉱の奥深くにあるというその遺物がどんなものなのか、まったく知識がありません。下手に弄って暴走させてしまったら? 大惨事です。


「(前略)だが、その知識、○○○○○に守り通せるか、といえばわたしは疑問に思う。現にこうしてほころびができているではありませんか。それでも、ズデーキンの手に渡すぐらいなら……」


葛藤の末、決断をくだしました。ここは草薙たちに一歩譲り、遺物を持ち帰ってもらうことに。草薙たちが持ち帰った後、どこに保管するか場所は知っているので、あとでまとめて他のものと一緒にポイするつもりです。絶対捨ててやるぅ。とりあえずズに渡らなければよい、と考えました。そのうえで二人に協力を申し出ました。奪還のために使える手は多いほうがいいだろうし、こちらも収容所解放を手伝って欲しいと思ったからです。


「いいだろう。こちらも無駄な戦力損耗は、望まない」


あっさり承諾。よい返事をもらえてぶたさん、一安心w
ここで真海たんを二人にきちんと紹介しました。真海たんと犬神とは知り合いのようですが、まあ、それはそれ。紹介が済んだところで話題をいま流行の≪病≫に切り替えました。そう、鈍いぶたさんはまだ気づいていなかったのです、≪病≫の正体に。(つづく)

PR

アンソンの街を望む小高い丘
今にも雪の落ちてきそうな灰色の空と、降り積もった根雪によって固められた白い大地
黒い人影は、景色に溶け込むようにして其処にあった



そしてその傍には白い服に身を包んだ黒髪の女性が……って、うそだろ!? んも、ぎゃーって叫んでましたよ心の中で。新しい縁故ゲット、と勇んで出かけていったのに、いったのに~。丘の上から収容所の様子を観察していたのは草薙(敵)と犬神(敵)の二人...........orz

ああ、そうだった。この二人、たしかに錬金術師だった。でもなぁ、なんでこんなところにいるんだ!? キーリスカヤに雇われて、は神父の話からしてありえない。正義感に駆られてカリコフからやってきたようには思えない。ブローツォワから指示を受けて様子を探りにきた? いやいや、それも可能性薄。この二人が動く理由で一番ありえるのは……。


「…やはり、犬か」


真海たんがいきなり犬神にケンカを売りました。その一言で犬神が振り返えり、続いて草薙が振り……ばっちり視線が合ってしまいましたよ。うわー、もう逃げられねー。真海たん、犬神ともに臨戦態勢です。加えて草薙も殺気を放ってきます。こえー、こえー。真っ先に殺られる、ただの人が真っ先に殺される。ぶたさん大ピンチ。

ままままままま、まずは話し合いを。ということで、ハンプティから再会のご挨拶。


黒衣の男に目を据えたまま腕を横に出して真海を止めると、一歩踏み出して彼女と緋弥呼のあいだに体を割り込ませた。
「お久しぶりです、ヴァイスカウント。レディ緋弥呼。お二人ともまさかわたしをお忘れではないでしょうね? ここはコキュートスよりも暖かい。地獄の底での再会とはなりませんでしたが……」



返事を待つ間に雪がふり出しました。まあ、雪よりも二人の視線と態度のほうがずーっと冷たいんですけどね。それにしてもあいさつぐらいしろよ。「よう」とか、「おう」とか、「ふん」とかでもいいからさ。おも~い沈黙に耐えかねたハンプティは、気まずさを紛らわせるように顔を収容所のほうに向けました。


「あれを……収容所を二人だけで襲う気でしたら考え直したほうがいいでしょう。あそこにはズデーキンの直衛部隊が駐屯している可能性が高い。それとも貴方がたはキーリスカヤの意向を受けてここアンソンにいるのでしょうか?」


さて、草薙の返答はいかに!?(つづく)

むやみに突撃をかましても犬死にするだけなので、まずは情報収集。アンソンの街と収容所のこと、それに例の病気のことを神父に聞くことにしました。すると、例の病気について……。


「あの恐ろしい病が…いや……もうあれは…病ではなく、呪いに近いもの。どのような薬も全く効果がなく…あの呪いにやられた者は全身の骨が恐ろしく脆くなり……ちょっとした衝撃で骨が折れ、血管が裂け、肉が破れ…それはそれは酷い有様で痛がりながら死んでゆく…」


……と語ってくれました。とーても痛々しい病気みたいです。絶対に罹りたくないなぁ。気になっていたことも聞いてみました。キーリスカヤ軍が侵攻してくる以前から病があったのか、ということです。いままでの話から、キーリスカヤが故意に病を作り出してニジンスクで実験しているのでは、と考えていたからでした。


「…今思えばそうだったのでしょう。明らかに死人が大勢出始めてはいませんでしたが」


あら? んじゃ、キーリスカヤが悪いんじゃないのね? でもなぁ、自然に起こったにしては怪しいんだよなぁ。どうにも作為的なものを感じます。とくにキーリスカヤ軍に一人の患者も出ていないあたりが。とりあえず話題を変えることにしました。


「ところで先ほどの話を聞く限り、船乗りがよく罹る壊血病に似ているのですが……骨が折れて血管が裂け、肉が破れるといった症状のほかになにか目に付く特徴はありませんでしたか?」、とハンプティ。


壊血病だったらなんとかできるのねん。ドライフルーツを何処かからかっぱらってきて食べさせればいいんじゃねーの? と淡い期待をしていましたが、それに対する神父の答えは、「…いえ、壊血病ではありません」というものでした。ですよねー。壊血病だったらニルーフェにもわかっていたでしょうからねー。ちぇ。


「このような病は見たことがありません。医師の領分ではなく、錬金術師の領分なのかもしれないと思い…。偶然通りがかった錬金術師の方に話を聞いたのですが…あの方もその事実を調べていると…」


はぁ!? 突然なにを出だすのでしょうこの神父は。偶然通りがかった錬金術師って!? キーリスカヤ軍人でもキーリスカヤ軍が連れてきた錬金術師であるわけがない。だって、神父は逃亡中だから。どこかの国の正義感あふれる錬金術師が、無謀にもズデーキン直衛部隊が駐屯しているかもしれない収容所近くをウロウロ調べて回っているですと!?


「……それ以来分かれてしまいましたが、無事でいてくれれば。…まだ近くにいると思います」


はよいわんかい!!
真海と二人、あわてて助けに行きましたとさ(つづく)。

なぜ其処まで……。

神父の口から聞かされたことはとても信じられないものでした。それはキーリスカヤ軍によるニジンスク島民の完全抹殺計画。強制収容されている人間全てを焼き殺す、という計画だったのです。

強制収容所ではとうぜんのごとく労働が課せられています。のんびり食って寝てしていられるわけじゃありません。島中から集められてきたニジンスク人たちは過酷な鉱山労働と生活環境に体調を崩し、毎日のように死者が出ていたそうです。最近はそれに加えて奇妙な病気で死ぬ人が相次いでいたとか。もちろん病気になっても治療なんてしてもらえません。治療どころか、キーリスカヤは死者を使ってなにやら実験をしているらしく……。

キーリスカヤは国から錬金術師たちを多数連れてきて炭鉱の奥で何かの研究をしているそうです。最終的に研究に関する資料や機材、収容されている人間ごと全て焼き殺す、という計画を偶然にも知った神父は、助けを求めてひとり脱出しました。『どうにかして…助けを求めないと…』、と必死の思いで森をさまよっていたところを真海たんに助けられ、ハンプティたちか潜伏する小屋にやってきたのでした。 

続いて真海たんの報告です。


●……感染拡大と情報による混乱を防ぐための徹底し
 た囲い込みと後も残さぬ焼却処分。しかし現在まで
 キーリスカヤには1人の感染者もいない……


真海たんが捉えて尋問を行った兵士は、残念なことに村を焼いた実行部隊の隊員ではありませんでした。そのため、発病者や死体の様子、焼き払われる直前の村の様子などは聞けませんでした。情報統制が厳しく、あまり詳しい情報は得られなかった、とぼやく真海たん。だけど『焼却処分には伯爵の直衛部隊があたっているらしいこと』をしっかり聞き出してくれていました。でかした、植芝真海!

とにかく、キーリスカヤがろくでもないことをしていることがはっきりしました。アニソンの収容所にいる7千人弱のニジンスク人たちが、生きたまま焼き殺されてしまう前になんとかして助け出さなければなりません。すでに島にいた数百万のニジンスク人は、現在数万人まで減っているようです。しかもその内訳は成人男性がほとんど。赤ちゃんや老人、子供に体の弱い女は少なく……ヤバイね、こりゃ。

やばい、と思ったものの、今すぐ収容所に突撃をかけるわけには行きません。なぜなら其処にはズデーキン直衛部隊が駐屯しているかもしれないから……。真海たんがいるとはいえ、正面から突撃なんぞかけられません。とりあえず、策を練らねば(つづく)。

24日の続きですw


真海が出て行って4日目のことだった
予定ではこの日に彼女が戻るはずだが、折悪しくひどい強風で気温もかなり下がっている
遅れるのを承知で待っていたハンプティらの小屋を、小さく叩く音があった



何者だ、名をなのれ! とは言っていませんが、最初は警戒して小屋の戸をあけませんでした。だって怪しいんだもん。真海たんなら「ただいま戻りました」といって入ってくるはず。こちらが戸をあけるのを待つようなことはしない……はずです。息を潜めて様子を窺っていると、戸を叩く音がだんだんと弱々しく、小さく……。

もしや、怪我でもしたか!?

あわてて戸をあけました。粉雪とともに小屋の中に転がり込んできたのは……司祭服を着ためがね男。


着衣は紛れも無く神父のものであるし、絵に描いたような青瓢箪
わざわざ好んで神父の格好をする学者もいないであろうから、間違いなく神父なのだろう



見ると寒さのためガタガタ震えてるではありませんか。うわっ、やべ。凍え死にかけてるよ、こいつ。てなことで、さっそくお湯をのませてやりました。……ちなみに茶とか珈琲とかは樵小屋の中にはありません。ハンプティーたちも雪を溶かしたお湯飲んでましたw タオルなんかも無いので、とりあえず暖炉の傍に座らせて、小屋にあった毛皮を被せて体を温めてやりましたよ。

人心地ついたのか、男はぽつぽつと喋りだしました。聞けばやはり神父なんだとか。ニジンスク内陸部にあるアンソンという小さな町の神父さんです。キーリスカヤ侵攻前のアンソンは、新規の鉱山開発で賑わいを見せていたそうです。が、それが禍いして大規模な強制収容所が作られてしまったとのこと。神父は≪ある計画≫を知り、それを阻止すべく強制収容所こから命からがら逃げ出してきたそうです。途中、追っ手に捕まって殺されそうになったところを真海たんに助けられ、ハンプティたちが潜伏している小屋の場所を教えられたのだとか。

……で? 真海たんはどこ?


暫くして真海たんが帰還しました。そして真海たんの報告と神父の話により恐ろしいことが発覚します(つづく)。

≪  54  55  56  57  58  59  60  61  62  63  64  ≫
カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[11/19 ハンP]
[11/19 夜猫]
[04/07 ハンP]
[03/07 ハンP]
[03/07 皇帝]
最新TB
プロフィール
HN:
宗佑
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]